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足根管症候群の痺れの正体 多摩市の整骨院キュア 院長が紐解く 

2026.03.30 | Category: 足の痛み

足根管症候群における後脛骨神経絞扼の構造的要因とその修正:多摩センター整骨院キュア

【結論】足裏の痺れは「足根管内」の物理的な内圧上昇に起因します

足根管症候群は、内くるぶし下の「足根管」において後脛骨神経が物理的に圧迫されることで発生します。画像診断で「異常なし」とされるのは、荷重がかかっていない安静時のみを評価しているためです。立脚時に生じる「足部のアライメント不全(過回内)」が、神経を締め付ける直接的な要因となります。


【対応策】背骨の衝撃吸収能力を復元し、足首への過度な剪断力を消失させる

足首の歪みは、上位構造である背骨の機能不全による代償作用です。DRT(揺動法)を用いて背骨の可動性を復元し、全身の重心バランスを再構築することで、足首への物理的負荷を消失させます。局所の除圧と全体のアライメント修正を同時に行うことが、構造医学的に見て最も合理的な解決策です。

1. 足根管の微細解剖:後脛骨神経が血流障害を起こすプロセス

足根管(Tarsal Tunnel)は、内くるぶしの骨面と屈筋支帯という強固な靭帯によって形成された閉塞的な空間です。この中には、後脛骨神経のほか、動脈、静脈、そして3本の筋肉の腱が密集して走行しています。正常な構造であれば一定の余裕がありますが、足首のアライメントが崩れることで管内圧が上昇します。

神経は外部からの圧力に対して極めて脆弱であり、圧迫が加わるとまず神経鞘内の微小循環が阻害されます。これは血流による酸素供給がストップすることを意味します。酸素を失った神経はエラー信号を出し、それが「痺れ」として認識されます。かかとの感覚が保たれるのは、かかとを司る内側踵骨枝が管の手前で分岐しているためであり、この解剖学的な特徴こそが、原因箇所を特定する臨床的な事実となります。

2. 荷重下バイオメカニクス:立脚相における「過回内」の力学

歩行動作において足が地面に接する際、足首は衝撃吸収のために内側に倒れる「回内」という動きをします。しかし、土台である背骨の硬直や筋力不足があると、この動きが許容範囲を超える「過回内(オーバープロネーション)」を引き起こします。過回内が生じると、距骨が内下方へ滑り込み、足根管の容積を物理的に減少させます。立っている時や歩いている時に痺れが増悪するのは、この荷重による物理的な挟み込みが発生しているためです。

3. 診断の盲点:なぜMRI等の画像検査では不十分なのか

MRIやレントゲンは「寝た姿勢」で撮影されることが一般的です。これは荷重がかかっていない状態であり、足根管内の圧迫が一時的に解除された現場を撮影していることになります。痺れの原因は「荷重がかかった時の動き」にあります。当院では、静止画ではなく、立位での重心移動や歩行動作のバグを精緻に分析します。指先の触診でしか捉えられない靭帯の緊張や骨の逸脱こそが、問題解決の鍵となります。

4. 運動連鎖(Kinetic Chain):胸椎・骨盤から足首に至る負の連鎖

人体は一つの連続した構造体です。背骨が本来のS字カーブを失い、衝撃を吸収できなくなると、そのエネルギーは最下部にある足首へと転嫁されます。特にデスクワークによる胸椎の硬直は、重心を歪ませ、足首に持続的な捻じれ負荷を与え続けます。足首はあくまで「結果として歪まされている」部位です。当院が背骨から修正を行うのは、この力学的な負の連鎖を断ち、足首が正常に機能できる環境を作るためです。

5. ダブル・クラッシュ(二重圧迫)理論:神経物流の根詰まりを解く

神経は脳から末梢まで一本の物流システムとして機能しています。足根管で圧迫がある場合、多くのケースで腰部(椎間孔)でも軽微な圧迫が生じています。これをダブル・クラッシュ症候群と呼びます。上流での供給が滞っていると、下流である足首のわずかな圧迫が致命的なダメージとなります。全身を調整し、神経の「通り」を根元から確保することで、末梢の再生能力は初めて正常に機能し始めます。

6. DRT(揺動法)の生理学:脳幹リセットによる血管拡張と筋弛緩

DRTは背骨をリズミカルに揺らすことで、脳の防御反射をリセットする技術です。慢性的な不調は、脳に全身を固めるよう指令を出させますが、心地よい揺らぎは自律神経を回復モードへ導きます。脳が安全を確認すれば、血管が拡張し、足根管を締め付けていた深層筋肉が緩和されます。酸素を含んだ血液が神経の末端まで到達することが、痺れを消失させる生理学的な必須条件です。

7. 構造維持のためのリハビリ:足底アーチの支持機能再起動

施術で構造を整えた後は、それを維持するための動作教育が必要です。当院では、足の指を正しく機能させるためのエクササイズや、坂道の多い多摩センターの環境に適した歩行指導を行います。足部のインナーマッスルを活性化させ、自律的にアーチを支える能力を回復させることで、足根管内の圧力を日常的に低く保つことが可能になります。

8. まとめ:物理的根拠に基づいた処置の重要性

足の裏の痺れは、感覚のバグではなく、身体の中で起きている「物理的な不備」の結果です。シップや鎮痛剤で時間を稼いでも、骨の歪みや圧迫という物理現象は解決しません。必要なのは、事実を直視し、構造を正しく修正することです。多摩センター駅徒歩1分、マグレブEASTの8階で、私はあなたの身体を理屈と事実に基づいて診させていただきます。もう一度、大地を違和感なく踏みしめられる状態を目指しましょう。

この記事を書いた人:院長 田中耕平

多摩市の整骨院キュア院長。構造医学、運動力学に基づいた神経症状の改善を専門としています。DRT(ダブルハンド・リコイル・テクニック)の知見を活かし、足根管症候群をはじめとする「画像診断で理由が判然としない症状」に対し、物理的な根拠を用いたアプローチを日々行っています。現場での事実を第一とし、患者さんの日常生活の質の向上をサポートしています。

その痺れ、物理的な理由を確認しましょう。

整骨院キュア(多摩センター駅 徒歩1分)

東京都多摩市落合1-39-1 マグレブEAST 8F

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